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自分でオリジナルTシャツをつくろう

オリジナルTシャツの作り方を、必要なものから道具の作り方、プリント方法、仕上げまでをご紹介します。

*用意するもの

・シルクスクリーン まずシルクスクリーン・プリントで必要なのがこのシルクスクリーンです。
実際はシルクスクリーンに感光剤という液体を塗布して、網目を埋める液体も用意して塗布してからが正確なシルクスクリーンとなるのですが、その作業も大変な作業で失敗することもあり得るので、その手間を省くことも考え、TシャツくんというオリジナルTシャツ作成キット用のシルクスクリーンをおすすめします。これには最初から感光剤が塗布してあるので、あとはデザインを作ってこのシルクスクリーンに太陽を当てるだけで版ができます。
・インク

シルクスクリーン用のインクが発売されています。
これもオリジナルTシャツ用のキットがあり、その消耗品として発売されている水生インクを使います。インクは100g程度でも大丈夫だと思います。もしも大量に印刷する場合は300gぐらいあると安心です。

インクには各色揃っていて、生地の色と合わせていろいろなバリエーションのオリジナルTシャツを作ることが出来ます。
また、このインクは混ぜて新しい色を作ることも出来ますので、お好みの色を作ることも可能ですよ。

・スキージー 要するにヘラです。これを使ってインクをTシャツへ刷り込んでいきます。
・スプレーのり

シルクスクリーンにデザイン画を貼り付けて、版を作るときに必要になります。シルクスクリーンとデザイン画がぴったりとついていないと、隙間に太陽光が入ってしまい、うまくデザインの型が抜けないのです。また、スプレーのりは簡単に剥がすことが出来るのでとても便利です。

基本的にシルクスクリーンを太陽で露光するこの作業での失敗が一番多いのでしっかりと基礎を固めておきたいですね。

・修正ペン

シルクスクリーンにデザイン画を型抜きできたとします。
ここで網状になっている部分からインクがでていくのですが、デザイン部分以外のところにも傷などで穴が開いてしまった場合、ここからもインクが生地に漏れてしまいます。

その穴を修正する液体があり、それをスティック状のペンで塗ることで穴を塞ぎます。太陽露光の時点で軽く失敗して、デザイン部分周辺が網状になってしまった場合などは確実にこの修正ペンを使うことになります。

・OHPフィルム

デザインをパソコンなどから印刷し、シルクスクリーンに型抜きするにはこのOHPフィルムが必要です。太陽露光の際にデザイン部分以外の空白部分をより多くの太陽光がシルクスクリーンに当たるようにするためです。

・ミニ黒板など ミニ黒板やコルクボードなどの木枠はシルクスクリーンを張る枠となります。この枠にシルクスクリーンをたるみなく張り、これで版画の版が完成という形になります。100円ショップなどで売っているので探してみてください。できるだけA4程度の大きさのものを選ばないと大きなプリントはできないので、太陽感光したあとにサイズを確かめて枠を買うか、OHPフィルムなどで大きさを確かめてから買いましょう。

*版の作り方

@デザインを考える

まずはTシャツのデザインを考えましょう。
あまりにも細すぎる線はうまくインクがシルクスクリーンの網目を通らないので、1mm以上の線に留めておきましょう。また、基本的には1色刷りになりますので、1色で表現できるようなデザインが好ましいです。

デザインはできるだけパソコンの中で固めて、プリンターで印刷できる状態にしておきましょう。

注意:シルクスクリーンにしっかり収まるようにデザインを作り、さらにそのシルクスクリーンを木枠に貼り付けたときに木枠内に収まるようにしておくことが大切です。

AOHPフィルムへ印刷

出来上がったデザインを今度はOHPフィルムへ印刷します。OHPフィルムは普通の紙と違い透明なので、使うインクの量が多くなります。

注意: 普通印刷ではなく、OHPフィルム用の印刷方法に設定してください。そうしないとしっかりと太陽の光を遮るほどのインクがOHPフィルムに定着してくれません。太陽に透かして印刷部分が透けていなければ成功です。

もしも透けてしまったら場合は、ズレさえなければそれも使えますので、もう一度プリンターにセットして重ね塗りのように印刷しても大丈夫です。
ただし、重ね印刷する場合は、OHPフィルムを巻き込む部分でインクがにじむのを防ぐためにも完全に印刷部分が乾いてからにしましょう。

ここでのポイントは太陽光を遮る影を考えたデザインで印刷することです。

B感光させる

まず印刷したOHPフィルムの表面にスプレーのりを吹きかけます。このときデザイン部分にはしっかりと吹きかけましょう。1-2分したら太陽光などの入らない暗い部屋でシルクスクリーンを袋から取り出します。

そしてシルクスクリーンにOHPフィルムをしっかりと貼り付けます。このとき、OHPフィルムと同じくらいのギリギリの大きさでシルクスクリーンをカットしてしまうと失敗です。シルクスクリーンはOHPフィルムのデザインよりも全体的に3-5cm程度余裕のある大きさで使ってください。

OHPフィルムを上にして、シルクスクリーンの下に本などを置き、反射して反対側が露光するのを防ぎます。そのままカーテンを開けて太陽に直接当てるようにします。

この太陽露光の時間は雲がなく晴れている昼間の太陽で15秒程度でOKです。それ以上太陽露光してしまうと、黒くデザインした影の部分も透かすようにして太陽光がシルクスクリーンを感光し、デザインの型抜きが出来なくなってしまいます。15秒太陽感光したらすぐにカーテンを閉めて部屋を暗くします。

C洗い、型抜きをする

暗いまま洗面所へ行ったら、洗面器に水を貯め、そこにOHPフィルムを剥がしてスクリーンを浸します。少しすると紫のシルクスクリーンにデザインした部分だけが白くなっていきます。これが太陽露光していない部分の感光剤が溶けているのです。

軽く指で撫でてあげるとさらに紫の部分がとれていき、デザインした部分が透明になります。これでデザインした部分が全て透明になり、透けていれば完成です。

デザインした部分が半透明の紫色の場合は、太陽露光する時間が長すぎます。失敗してしまったら、2度目はもっと太陽に当てる時間を短くしましょう。

D木枠をつくる

黒板の板やコルク版を枠から取り外します。枠を作ったら、周りに両面テープを貼っていきます。両面テープにシルクスクリーンをたるみがないように張ります。
両面テープは仮止めのようなもので、あとでホッチキスで止めます。テープの厚みは薄いものでも厚いものでもどちらでも大丈夫だと思います。これも100円ショップで売っています。

シルクスクリーンの外側の余った部分を折り曲げて木枠を包むようにしてぴっしりとくっつけ、最後にホッチキスでパチンと固定します。

ホッチキスは1000円近くする強力なものを使わないと木枠に打ち込めないので文具店などで探しみてください。
この木枠を包むように折り曲げるためにもシルクスクリーンは大きめに使いましょう。

*Tシャツへプリントの仕方

@印刷位置を決める

シルクスクリーンの木枠が完成したら、印刷する位置を決めます。基本的にどこでも好きな位置に印刷できるのがこのシルクスクリーンの特徴です。

注意:一回インクを落としてしまうと位置の修正はできませんので注意してください。胸などに印刷する場合は、一度自分でTシャツを着てみてどの位置にデザインがくればいいかを実際に確かめましょう。

印刷位置を決めたら、厚紙などをTシャツの中に入れ、シルクスクリーンで印刷する部分に敷いてください。これでシワに影響されず、下に染み込まないようにします。

Aインクをのせて、刷り込む

印刷したいデザインの上に直接インクを垂らすのではなく、デザインの上部にスペースを空けておき、そこにインクを垂らします。木枠を押さえておいてもらい、スキージーを斜めにして一気にデザインの上に刷りこみます。

ポイント:このときそれほど力を込めなくてもインクは生地に落ちていきますので、丁寧に刷りましょう。だいたい1往復程度する感じでいいと思います。何回も刷り込むとインクがにじんだり、枠がずれてしまったりします。
インクは多めに使っておいて、刷り込んだ後に余ったインクはまたボトルに戻しておきましょう。

Bシルクスクリーンを取り、インクを乾かす

刷り終わったら、Tシャツを足や手で押さえて、枠を真上に持ち上げるようにしてTシャツからはがします。そのときにインクがついているのでTシャツとシルクスクリーンがべっとりとついている感じになりますが、手を止めずに一気に取りましょう。
このときにしっかりとTシャツを押さえてシルクスクリーンにくっついていかないようにしないとインクがずれてしまったりにじんでしまったりするので気をつけましょう。

印刷が終わったらインクのついたデザイン部分をドライヤーで乾かします。
しっかりと乾いたらインク部分をアイロンで2分程度あてて生地とインクを定着させます。

CオリジナルTシャツの完成

アイロンでインクを定着させたらオリジナルTシャツの完成です。
一度自分で着てみてデザインが想像通りの場所に印刷されているか、傾いていないかなどをチェックします。何枚も刷る場合は特定の印刷位置をしっかりと決めて大量印刷していきましょう。

シルクスクリーンプリントによるオリジナルTシャツの作り方は、最後にしっかりと印刷部分を定着させることが定説になっているので、念のため1枚1枚丁寧にアイロンをかけて仕上げていきましょう。


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